地域の団体と協力してイベントを開催

地域の活性化・暮らしやすいまちづくりを実現するため、大阪府内の商店街では、地域の団体や企業と協力し、様々な取り組みが行なわれています。

今回、その中で先駆的な取組みをする商店街として、岡町・桜塚商店街を紹介いたします。

岡町・桜塚商店街

豊中市・岡町は、能勢街道と伊丹街道の交わるところに形成された街で、古くから大勢の人でにぎわいました。アーケードが整備されていて、車も入ってこないのでゆっくりと買い物を楽しむことができます。

岡町・桜塚商店街

コロナ禍でイベントの自粛が続いていた同商店街ですが、感染状況を鑑みて、10月30日(日)にキッチンカーによるフードフェスの開催を決定しました。岡町・桜塚周辺にお住まいの皆さんに食事で元気を!という商店街の想いから始まったイベントです。

岡町・桜塚商店街

イベント開催に当たって、商店街の魅力を楽しくわかりやすく伝えるために、商店街紹介動画も制作しました。

また同日、商店街と近隣施設では高齢者の社会参加・多世代交流、福祉・介護の魅力発信を目的にした、「いきてゆくフェス2022」(主催:豊中市、豊中市介護保険事業者連絡会/企画運営:いきてゆくフェス2022 実行委員会/協力:豊中市老人介護者(家族)の会)も開催されました。

岡町・桜塚商店街

福祉用具で作った室内アスレチックやVR認知症体験、スタンプラリーなど、ファミリー層が楽しめるコーナーも多く、当日は多くの人で賑わいました。

商店街が地域の団体と協力してイベントを実施し、商店街の回遊性が高まることで、来街者の滞在時間も伸び、商店街の新たな魅力や、介護・福祉に触れていただけた良い機会となりました。

岡町桜塚フードフェス HP


岡町商店街

また2022年12月11日(日)には、「おかまちさくらづか「音祭」ミュージックフェス」も開催しました。商店街で音楽に触れるひと時を楽しんでもらいたいと、企画されたイベントです。市内在住のシンガー・ソングライターのほか、日本センチュリー交響楽団などが出演しました。

このイベントのユニークな点は、会場が商店街にあるお店、「𡈽手嘉」で開催されたこと。昔ながらの代々伝わる味を今でも守り続けているめん処で、文政9年(1826年)頃創業という歴史ある店です。現在の店舗は昭和元年(1926年)に建てられたもので、趣のある看板をはじめ、その店構えは当時の風情を感じます。

古くから親しまれた商店街・店舗で、地域のアーティストが参加したイベント。岡町・桜塚商店街では、どの世代も住みやすい街づくりや地域活性化に向け、引き続き今後も地域と連携した取り組みを行う予定です。

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