自然光が差し込む真っ白なアーケード型商店街
城東区のほぼ真ん中に位置し、「がもよん」の愛称で親しまれている蒲生四丁目。大阪メトロ今里筋線と長堀鶴見緑地線の2つの路線が通っており、ターミナル駅の京橋駅までは1駅というアクセスの良さ。そんな蒲生四丁目駅の5番出口から南東へ、約80mの場所にあるのが城東商店街と城東中央商店会です。
毎日の暮らしに欠かせない品物が揃うお店を中心に、生鮮食料品や衣料品、ドラッグストア、美容室など約40の店舗が集結し、買い物客で日々にぎわっています。約10年前には、周辺エリアに多く残る古民家を飲食店に再生するための「がもよんにぎわいプロジェクト」が発足。商店街内にも、古民家再生店舗が誕生しています。
同商店街の歴史は古く、昭和30年(1955年)ごろに誕生しました。10年後の昭和40年(1965年)には、当時は全国的にも珍しかった、幅広いテント地のシンプルなアーケードが完成。
商店街が最盛期を迎えたのは昭和55年(1980年)ごろで、商店街内に市場、スーパー、銭湯、映画館や劇場などが登場しました。
現在の真っ白なアーケードが完成したのは、令和2年(2020年)3月のこと。初代をリニューアルしたもので、自然光が透過する、明るく開放的なデザインになりました。一方で、老舗店舗や昔ながらの看板が醸し出す昭和レトロな雰囲気は現在も失われていません。また、店主とお客さんの会話、ご近所同士の気さくな会話、あるいは子どもたちの声などが飛び交って、笑顔であふれているのも同商店街の魅力です。
住所 |
〒536-0004 大阪市城東区今福西1 |
---|---|
Web |
|
SNS |
|
インフォメーション
所属店舗
商店街インタビュー
この辺りは付近の団地に住むようになられたファミリー層も多いため、特にお子様連れのご家族に楽しんでいただけるイベントを40年ほど前から定期的に開催しています。毎年7月の「土曜夜市」では地域の団体やグループの皆さんが、ヨーヨー釣り、射的などの露店を出店し、商店街を埋め尽くすほどの人で大賑わい。また、秋にはハロウィーンのスタンプラリーをしており、大人も子どもも揃って楽しめる商店街として親しんでもらっています。
令和2年(2020年)にアーケードを新調し、装いも新たに生まれ変わりました。これを機に商店街一丸となって、「アーケード・リニューアルフェスタ」を開催する予定でしたが、ちょうど開催時期と新型コロナウィルス感染症のまん延期が重なり、まだ行えていません(2022年5月現在)。2025年に大阪万博が開かれるので、アーケードの新装記念と合わせて何か記念となるイベントを行いたいと考えています。詳細は未定ですが、楽しみにしていてください。
蒲生4丁目、略して「がもよん」と呼ばれるこのエリアは、ミナミやキタといった繁華街とはまた違った大阪の魅力がいっぱい詰まっています。戦火を免れた長屋や古民家も残っていて、散策するだけでも楽しい。また、一帯は「古民家再生プロジェクト」として老朽化した蔵や建物がリノベーションされ、お洒落なレストランやカフェとして営業されています。大阪城観光と併せて蒲生に来て、大阪の歴史を感じ取ってみてください。
小さな商店街ですが、比較的規模の大きいドラッグストアが2軒並んで建っており、相乗効果でお買い得商品が多くなっています。また、その激安価格に負けぬよう各商店でも一店舗に一品、必ずお客様が驚くようなイチオシ商品をそろえています。儲けを優先しないで出している商品が多数。その日の仕入れ状況によりイチオシ商品は変わりますので、何が売られているかはぜひ皆さん自身で確かめてください。
商店街おすすめスポット
商店街の近くには、大正末期から昭和初期に地域の人々によってお祀りされた「蒲生不動尊」があります。現在も月に一度の護摩炊きを欠かさず、地元はもちろん遠方からもお参りの方が訪れているそうです。 商店街周辺にはこのほか、皇大神宮(こうたいじんぐう)や若宮八幡大神宮なども。今福南にある皇大神宮は、平安時代末期に摂津国今福村が開発された時、天照大御神をお祀りしたのが始まりとされる、由緒ある神社です。商店街でのお買い物とあわせて、歴史めぐりを楽しんでみてはいかがでしょうか。
関連特集記事