大鳥大社の門前町、だんじりの駆け抜ける商店街
「お伊勢七度熊野にゃ三度」と伊勢音頭に歌われたように、伊勢参りと並んで古くから人々に親しまれた熊野詣。鳳本通商店街はかつてその参詣の人々が通った熊野街道の一部で、延長350mに約60の店舗が並びます。
また、大鳥大社の門前町として栄えてきた歴史もあり、商店街の中にだんじり小屋があります。鳳のだんじりは岸和田に次ぐ規模といわれ、歴史は岸和田よりも古くおよそ400年前とされています。毎年10月のお祭のときにはだんじりが、引く人や交通整理をする人も含めると300人ほどの人々と共に勇壮に駆け抜けるという、この地域のみならず全国的にも珍しい商店街です。
JR阪和線鳳駅を降りてすぐの便利な場所にあり、また駐車場の無料チケットも用意されていて、他の地域からも気軽に訪れることができます。
夏にはガラガラ抽選もある七夕セール、また最近では「バ、バ、バ、バンザイ‼鳳本通商店街‼」という3ヶ月にわたるイベントや、商店街独自の冊子を発行するなど、商店街の魅力の演出や発信にも力を入れていて、にぎわっています。
住所 |
〒593-8324 堺市西区鳳東町2 |
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インフォメーション
所属店舗
商店街インタビュー
商店街の理事に若いメンバーが増えたことをきっかけに、新しいことに取り組んでいます。 例えば、商店街の一角にある北王子会館前の広場に可動式のテントやライトを設けたのですが、この広場で雨天でも開催できる音楽イベントを開きたいと考えています。理事のメンバーや商店街の中には、音楽に詳しい人や演奏者が多いんです。しかも、ジャズやレゲエ、河内音頭などジャンルが多彩。小さなお子さんから大人まで、音楽イベントを通して商店街に親しんでほしいですね。
もともと特色のあるお店が多い商店街ですが、例えばテレビ局の番組企画に応募したり、独自性のあるハロウィンイベントを考えたり、「鳳本通り商店街って、何かおもしろいことしている」と思ってもらえる仕掛けをしていきたいです。 近くにある羽衣国際大学の現代社会学部の先生とも懇意にしていただいていて、学生さん観点の商店街アピールについても相談しているんですよ。地域の人も巻き込みながら、みんなで盛り上がる商店街にしていきたいですね。
鳳と言えばやはり由緒ある大鳥大社と、10月初旬に3日間開催されるだんじり祭り。鳳のだんじりは古い歴史があり、岸和田に次ぐ規模を誇ります。祭りの時には全部で10基が曳航されるのですが、実は商店街の中にもだんじり小屋があるんです。 昼間もさることながら、特に商店街がメインストリートになる夜がおすすめ!提灯の灯りで幻想的に彩られただんじりが、通りを行ったり来たり駆け抜ける様子は壮観。観客も多く、とにかくにぎやかに盛り上がります。
ユニークなスタイルのお店や個性的な店主が多い商店街です。空き店舗が出るとすぐ問い合わせがあって新規のお店が入りますし、飲食店なども増えているので、どんどん魅力が増していると自負しています。 長く利用していただいている地域の方はもちろん、近隣に増えてきた若い世代のお客様にも楽しんでもらえるよう、「他とはちょっと違う」「何かおもしろい」情報を発信していきますので、ぜひ気軽に遊びに来てSNSなどで拡散してくださいね。
商店街おすすめスポット
大鳥大社の門前町として栄えた鳳本通商店街。約60軒ある店舗はいつもいっぱいで、空きがでてもすぐうまってしまうほど人気の商店街です。 そんな鳳本通商店街がひと際賑わうのが、大鳥大社の花摘祭や、大鳥美波比神社の鳳だんじり祭といった祭礼の日。 4月の花摘祭では、女性は花摘女、子どもはお稚児さんの衣装を身に着け、商店街の通りを抜けて大鳥大社へと向かいます。太鼓や鐘の音とあいまって、その様子は時代絵巻さながらです。10基のだんじりが商店街を通行し、盛り上がるのが10月の鳳だんじり祭。祭礼をきっかけに鳳本通商店街を知ってくださる方も多くいらっしゃいますね。 2022年の「インスタNight in 大鳥大社」をきっかけに、大鳥大社との結びつきが強くなっています。地元を一番大切にしている者同士、大鳥大社の万力さんと意気投合。「一緒にできる企画を考えよう」と、話し合っているところです。お祭りやお買い物にプラスして鳳エリアを楽しんでもらえるよう、これからも一風変わった企画を考えていきます。
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