堺東商店街連合・「堺 アルフォンス・ミュシャ館」
JR堺市駅から2階デッキ通路を通って約3分のところにある「堺 アルフォンス・ミュシャ館」。名前のとおり、19世紀末から20世紀初頭にかけて欧米に広がった芸術的潮流「アール・ヌーヴォー」の代表的な芸術家として知られる アルフォンス・ミュシャの美術館です。
初期から晩年まで約500点という世界有数のコレクション数を誇り、約4か月に一度変わる企画展示ごとに異なる作品を毎回違ったテーマで紹介しています。
これらの作品群は、カメラ販売で成功した株式会社ドイの創業者土居君雄氏が所蔵していたものが基になっているとのこと。土居氏が1990年に亡くなった後、若い頃を過ごした堺市に寄贈されたそうです。
ミュシャの作品と言えば、花々に囲まれた優美な女性のイメージが強いかもしれません。しかし、装飾図案や、晩年に描かれたミュンシャ自身のルーツであるスラヴ民族を描いた油彩画もあり、多彩ぶりに驚かされます。なかには、暖炉の上の鏡の装飾として描かれた『ウミロフ・ミラー』という巨大な作品やタバコ用の巻紙、自転車(写真の自転車は他館収蔵品)をはじめさまざまな商品の広告ポスターや彫像、宝飾品といった、趣向の異なる作品も。
塗り絵や立体パズル、ミュシャのヴィーナス達のなかに入って写真を撮れるフォトスポットなども用意されているので、ご家族で訪れるのもおすすめ。
作品を種類や名前で検索できるデジタルコンテンツもあり、展示されていない作品や、その解説を探せるのもポイントです。
(料金)
一般510円
高校生・大学生310円
小学生・中学生100円
※各種の提携割引があります。
※特別展は別料金になります。