寝屋川一番街・ まつり「住吉神社(別称・ねや川戎神社)」
京阪寝屋川市駅から歩いてすぐの場所にある「住吉神社」(別称・ねや川戎神社)は、ご祭神に住吉大神・春日大神・戎大神をお祀りしています。
「もともとは現在の木田元宮付近にお祀りされていましたが、大雨のたびに浸水をする低地だったため、1653年(承応2年)に現在の場所へ移されたと伝わります」と教えてくれるのは、宮司の桐山宏一さんです。
年中行事で神社がもっともにぎわいをみせるのは、1月9日・10日・11日に行われる「ねや川戎大祭」。北河内の伝統ある神事は、人々から「ねや川の戎っさん」と親しまれ、毎年10万人を超える参拝があります。
「商売繁盛笹もってこい ねや川戎っさんここだっせ」の戎ばやしがにぎやかに響く中、参拝者は福笹券を求められます。
「この券には毎年、地元の小学生が描いたデザインを採用しています。福娘さんに券を渡して吉兆がついた福笹と交換・お参りいただき、福引きも楽しんでいただけますよ」と桐山さん。
境内にはたくさんの夜店が並び、駅前まで多くの人があふれます。そんなねや川戎大祭は、「新寝屋川八景」のひとつに数えられているのだとか。
令和6年の福娘さんたちは、ねや川戎大祭での3日間の奉仕活動のほかにも、駅前で振り込め詐欺防止のPRや、能登半島地震義援金の募集といった地域活動にも携わりました。
7月30日・31日には「住吉祭」を実施。地元中学生による吹奏楽の演奏やダンスチームによる演技披露、のど自慢大会などが行われ、近隣の人々がくり出します。
秋には子ども神輿の宮入りや、10月15~16日の「例大祭」、11月27日には春日大神様の御神徳を称える「春日祭」も。この時期には境内にある大イチョウが色づき、見事な景観も楽しめます。
「ねや川戎大祭はもちろん、寝屋川市にいらした際にはぜひお参りください。神社が地域のコミュニティとして多くの人が集まる場となり、まちの活性化につながれば大変嬉しいことです」。