土居商店街・「backyard cafe day 562」 オーナー 大塚さん
土居商店街にある「backyard cafe day562」は、パスタやケーキがおいしいと評判のカフェです。表から見るとごく普通のおしゃれなカフェなのですが、お店に入ってちょっと驚かされます。
実はこのお店には裏庭があるんです。それも風情のある岩と白い玉砂利の、枯山水といった雰囲気の和風のお庭です。このお庭、前にあったお店が残していったとかではなく、この物件のオーナーが賃貸物件として出す際に新しく作られたものだそうです。あらかじめ具体的にこういう店舗が入居するという予定があったわけではなく、「こういうお庭に魅力を感じて誰かが借りてくれるかな」というくらいの思惑だったといいます。
一方、大塚さんは関東の方で、関西でお店をしようかとあちこちの空き店舗を見ていて、偶然この物件を見つけて気に入って即契約したのだそうです。なんというか不思議な巡り合わせで、この素敵なカフェが誕生したのですね。店名のbackyard caféの由来は、もちろん「裏庭のあるカフェ」からです。そしてdays562は、時期悪くコロナ禍のため、562日目にやっとオープンできた、という意味。
実はbackyard cafeがオープンする前、先行してこの場所でテイクアウトの営業をしていました。そのテイクアウトで好評だったケーキは、土居商店街の別の場所に独立させ、2軒目の店舗として営業されています。そして近い将来、3軒目の開業も視野に入れておられるそうです。まだ詳細は未定ですが、いま商店街にある店舗とは被らないお店にする予定だといいます。
こういう風にいろんなお店を作って、空き店舗を一つずつ埋めていって、活気のある商店街にしていきたい。そう語る大塚さんは、商店街の名物さんです。