長野商店街西商栄通り 自慢 「辻野ちささんの描くイラスト」
河内長野で生まれ育ち、現在イラストレーターとして活動する辻野ちささん。家業である機械刺しゅうの仕事を継ぐため、現在刺繡の勉強中でもあります。
京都の美術系大学卒業後、就職で河内長野を離れた時期もありましたが、地元に戻りあらためて地元の魅力を実感したのだそう。「河内長野は大阪の中心部から近い場所ですが、駅のそばの川辺ではホタルも見られます。自然が豊かでほっとできる場所です」と辻野さん。最近ではこの環境が気に入ったクリエイターの移住も増えていると教えてくれました。
地域活性化を図るNPO法人「AREA Renovation」によるクラウドファンディング「シャッターを開けろ!」では、商店街のイメージイラストを担当。
優しいタッチのイラストで、人々が楽しげに行き来する商店街の未来をシンボリックに描きました。イラストで表現した光景の実現へ向けて、クラウドファンディングチームは空き店舗の改修・改装、誰もが利用できるコミュニティスペースづくりに引き続き取り組むとのこと。
このほか、商店街にオープンした「Wine Café 椿家」のメニューや、エントランスのデザインも作成したという辻野さん。「住民の1人として、イラストで地域に貢献したいと考えています。そしてそれが、商店街にお越しいただけるきっかけになれば嬉しいですね」。熱い思いを語る辻野さん、まさに西商栄商店街の自慢のお一人です。