おいしい&たのしい大阪商店街さんぽ。
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[吹田市]商売だけではない交流・学び・雇用を生む持続可能な商店街へ2024年1月に100周年を迎えるにあたり、3年前からさまざまな改革を行っている商店街。「新規顧客として親子をターゲットに、まずは授乳室やキッズスペースを備えた親子カフェを立ち上げ、情報交換できる場所をつくりました」。仕掛人で専業主婦経験があり、3児の母でもある副理事長の池内さんだからこそのアイデアが功を奏し、新しいファン層を開拓。カフェを舞台に近隣の大和大学や大阪成蹊大学との交流も広がり、そこで働くスタッフとして新たな雇用機会を生み出すこともできた。「訪れた人が何かを得られることで、次世代の地元愛が育まれる商店街にしていきたいです」。A吹田市朝日町Jhttp://suita-asahidori.comK@suita_asahiM@suita_asahi 全100軒plant-based cafe Alle吹田市旭通商店街協同組合副理事長 兼 事業部長池内 かおりさんJR京都線「吹田駅」からすぐ09商店街がカラフルに染まる!コスプレイベント旭通コスプレフェスタは、大阪府内だけでなく、遠方からも人々が集まる人気イベント。思い思いのコスプレで商店街や神社を散策、撮影し、界隈が非日常な空間に!例年、3・5・10月に開催予定。そのほか、スタンプラリーやクイズラリー、マルシェなど、多彩なイベントを主催。商店街と地元のまちプランナーが運営するカフェ[tocotoco]は地元の人々の憩いの場。大阪府道151号と商店街の交差点はスクランブル式に。多くの人が行き交う。商店街周辺のマンホールには吹田市の象徴的な存在、太陽の塔が。商店街の南端付近には「吹田の氏神」と親しまれる高浜神社がある。周辺は緑豊かな景観。商店街で買ったものを持って公園でおやつタイムも。「今、地球上で何が起こっているのかを知ってもらいたい」と、ランチプレートやモーニングセットをとおして、SDGsを伝えるカフェ。二次元コードを読み取るペーパーレスなメニュー表やキャッシュレス決済、フェアトレードのコーヒー豆など、サスティナブルとは何かを体験しながら学べる。プラントベースカフェ アレTwitterInstagramHP tocotocoトコトコ商店街のコミュニティカフェで毎月第1金・土曜に開催されるのは、大和大学の学生がフードロス削減を提唱するラーメン店。学生自ら農家などを訪れ、規格外の食材の仕入れを交渉するなど、精力的に活動している。学生×商店街で“持続可能な社会”のカタチを模索中。おいしく健康的な食事でSDGsに触れるきっかけをファンを増やして次の100年へ繋ぎたい地元の大学とタッグを組み活発な交流と学びを演出大豆ミートの唐揚げなど植物由来の食材のみでつくるランチプレート。野菜もしっかり摂れる。淡路島のたまねぎや、舞鶴市の白イカ煮干しなど、関西各地の規格外の食材を使い、考案された、すいたぶるラーメン。

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